移動するゴミ箱が欲しい!初めてのキャスター付けに挑戦!
生ゴミを入れるゴミ箱の置き場が、ない!
という方いませんか?
食事の支度の時、近くに置いて、
ふだんは壁際にぴったりつけて
じゃまにならない、移動する、そんなゴミ箱!
あったらいいですね。実際はない・・
あってもすごく高い!
ちょっとの頑張りで作れますよ。
移動自在のゴミ箱!こんなの欲しかった!
えっ、自分で作れるの?
完成図は、こちら。
ゴミ箱を作るといっても
生ごみは汚れやニオイなどありますので
丸洗いできるプラスチック素材が
いいに決まってます。
そこで、生ごみは、
市販のスリム蓋付きゴミ箱に
いれることにして、それを置く
キャスター付きの台を作るのです。
さらに、上級者さんには
台に丁番でふたを付けて
割れ物や危険物などのゴミを
収納できるように
アレンジする提案もあります。
アレンジ案は
丁番・マグネットキャッチ・取手など
取り付けるものがいっぱい!
DIY女子の腕の見せ所ですね。
初心者の方は
展開図の扉なしバージョンで作れば
失敗なくできますよ。
初めてのキャスター付けに
挑戦しましょう。
✂では、材料です。✂
A初心者さん向け!扉なしタイプ
14リットル容量 スリムタイプゴミ箱用です。
木材の表記は、たて×よこ×板の厚みmm です。
- ベニヤ板 300×225×4mm 2枚
- ファルカタ材 600×150×13mm 1枚(板厚13mm以上必要)
- 角棒(S-7) 910×21×10mm 3本
- キャスター 30mm 付属ねじ長さ10mm 4個
固定用のフックなどないもので大丈夫。100均にあります。 - 丸くぎ 19mm長さの物と、13mm長さのもの使い分け
- 水性ニス 色は好みでいいのですが、キッチンで使うので必ず塗ること。
B上級者さん向け!扉付きタイプ
上記の材料にプラスしてご用意ください。
- ファルカタ材 600×150×13mm 1枚 Aと同じもの
- 丁番 32mm 2個 付属ねじ 8本
- マグネットキャッチ 40mm 一番小さいサイズでOK
- 取手 好みでよい。直径2~3cmのもの 1個
写真は、100均(seria)の取手なんですが、
付属のねじが4種類入っていてすごい!
取手を付ける板の厚みで変えられるようになっていて
使いやすいですね。
厚さ13mmのファルカタ材、ベニヤ板と
丸くぎ、マグネットキャッチ以外は、
全て100均で揃います。
キャスターや、丁番のねじが10mmあるので、
板の厚さを13mmに設定しました。
板が薄いとねじの先が突き抜けて
しまいますのでご用心ですよ。
💰材料費
13mmファルカタ材 400円、ベニヤ板300円×2
角棒 3本、キャスター2個×2、ニス 100均
扉なし合計 1600円(税抜き)
扉付き合計 2300円(税抜き)
必要な道具・製作編
左から金づち、キリ、のこぎり、C型クランプ
木工用ボンド、19mm丸くぎ、紙やすり、定規
金具のフックは、今回使用しません。
扉を付ける方は、ドライバーセット、彫刻刀も必要
必要な道具・塗装編
左から、ビニール手袋、ぞうきん、ペットボトルの下
水性ニス、はけ3種類(今回中サイズ使用)
スポンジタイプの紙やすり3種類
✂では、作り方です。✂
展開図です。
出来上がり寸法
高さ(取って含む)80cm 横幅16cm 奥行33cm
⏰作業時間
3時間~ 扉付けの場合4時間位
1 ご自宅の生ゴミ箱のサイズを測ります。
高さ38cm・底面の縦幅25cm・底面の横幅13cm
今回、縦幅が25cmプラス固定用の板2cmを2か所、
余白1cmで30cmに設定
横幅が13cmプラス余白2cmで15cmに設定
ゴミ箱が乗らないと大変です。
きちんとサイズを測りましょう。
2 ファルカタ材を30cmと30cmにカットし、
120番紙やすりをかけましょう。
3 ファルカタ材を上下、ベニヤ板を左右にし、
ボンドをつけ、乾くまで手や箱などで固定します。
乾燥後、13mmの丸くぎで1辺3~4か所打ちます。
4 下面になる板にキャスターを仮置きし、
ねじを入れる部分4か所に
サインペンで印をつけます。
さらに、キリで下穴を開けておきましょう。
後の作業が楽になります。
5 91cmの角棒を15cmと76cmにカットします。
これを2点作ります。やすり掛けします。
6 3 で作った四角形の上面に
ゴミ箱をのせ、15cmにカットした板を
ゴミ箱の前後ぴったりに置き印付けします。
ゴミ箱を固定する板になります。
ゴミ箱を取り、板をボンドで留め、
乾燥後、19mm丸くぎで2か所ずつ打ちます。
初心者さんは7と8を飛ばして読んでね。
7 裏の板と扉用の板をカットします。
ファルカタ材を
裏の板用225mmと扉用200mmにカットします。
残り175㎜は使いません。
8 裏の板を取り付けます。
ボンド乾燥後、19mmの丸くぎを4か所打ちます。
幅が15cmなので一回り小さいですが、
板の厚みがありますので
問題なく製作できます。
9 76cmの角棒を、裏の板に取り付けます。
棒が長いので斜めに曲がらないよう注意します。
扉なしにする場合、
裏の板がないので、直接上下のファルカタ材に
打ち付けて下さい。
棒が長いので押さえてもらうと作業しやすいです。
ボンド乾燥後、19mmの丸くぎで打ちます。
後ろの支え棒が取付できました。
10 91cmの角棒を、
15cm、15cm、30.5cm、30.5cmに
カットします。
11 8 の支え棒に、15cmの棒を
2か所取り付けます。
これが持ち手になります。
使いやすい場所に設置します。
写真は持ち手が20cmですが、
ゴミ箱を壁際に寄せたい時にじゃまになるので
横幅と同じ15cmがよいと思います。
12 台にゴミ箱を乗せて、写真のように斜めに
30.5cmの板を設置します。
この板は左右に台が動いた時、
ゴミ箱が落下しないためのものです。
はみ出た角を切り落とし、
角棒にぴったり合わせてから、ボンドで留めます。
ここは角度的に、打ちづらいので、
ボンドをよ~く乾燥させてから打ちましょう。
もうひとがんばりですよ。
13 扉を付けない場合は、
このあと全体に水性ニスを塗ります。
はじめにキャスターを付ける裏を塗りましょう。
そして、内部から側面、持ち手を塗ります。
塗り終わったら、外で1時間以上乾燥させます。
14 最後に4で印付けした裏面に
キャスター4個をプラスドライバーで
付属の木ねじを使い取り付けて完成です。
車輪がくるくる動いてねじ留めしにくいので、
押さえてもらうといいでしょう。
15 扉のない場合、ふた付きプラスチックケースを
入れると中身が落ちずに安全ですね。
サイズは
横幅14cm、高さ18cm、奥行26cm以内のものが
入ります。
さて、扉付きの場合はここからがちょっと大変ですよ。
16 12 で、落下防止の角棒を取り付けたら、
ニスは塗らず扉の製作にとり掛かります。
17 丁番の用意をします。
丁番を写真のように2枚の板を
合わせたところの中心に置きます。
ペンで丁番の大きさをなぞります。
一回り大きくなぞってください。
18 丁番の厚みは0.8mmですので、
なぞった線の中を
彫刻刀で1mmほど削ります。
板と丁番の高さが合うように彫りましょう。
丁番を置いてぴったりになったら
サインペンで穴の印付けをします。
さらに、キリで下穴を開けます。
19 ここまで終わったら、ニスを全体に塗ります。
1時間以上乾燥させましょう。
20 ニスが乾いたら、0番プラスドライバーで丁番を留めます。
まず、扉側を留めます。
畳んだ状態で写真のように
金具が同じように出ているのを確認します。
左右の丁番の位置がずれていると
うまく動きませんので、左右同じにしましょう。
21 次に台のほうの丁番を留めます。
新聞紙や雑誌などで高さを同じにして
扉と台の板を隙間なくぴったりにつけてから
丁番を留めましょう。
22 次にマグネットキャッチを付けます。
写真のようにマグネットの方を
前方ギリギリに設置します。
扉の板を動かしてマグネットが当たる場所に
金属部を留めます。
23 取っ手の取り付けです。
マグネットキャッチの金属部より、
3cm位下にキリで下穴を開けます。
キリの穴では小さいので、
ドライバーでさらに大きく
直径3mm位に開けます。
板の厚さ13mmで、
ねじの長さ22mmのものを使用しました。
ワッシャーがあれば、それをはめて、
裏からねじを1番プラスドライバーで留めます。
24 最後までねじ留めしたら、
写真のようにはみ出でいますがご心配なく・・
取手の内部もねじ切りしてありますので、
くるくる回してもらえば取付できます。
25 あとは、14を参考に底面に、
キャスターを付ければ出来上がりです。
上級者さん、初心者さんいずれも、キャスターは
最後に取り付けるようにしましょう。
☆作業まとめ
- 13mmのファルカタ材を30cmずつにカット
- ベニヤ板を左右、ファルカタ材を上下にし四角形にする
- キャスター付ける場所に印付け
- 91cmの角棒2本を15cmと76cmにカット
- 四角形上面に15cmの固定板を取り付け
- 扉付けする場合、扉と裏の板をカット
- 四角形の後ろ側に76cmの角棒取り付け
- 別の角棒を15cm×2、30.5cm×2にカット
- 76cmの角棒に15cmの持ち手を取り付け
- 取っ手の棒と四角形の上面に30.5cmの棒を斜めに取り付け
- 水性ニス塗装(1時間乾燥)
- 扉を付ける場合丁番、マグネット、取っ手取り付け
- キャスター取り付け
- 完成です。
(^^♪あとがき
お疲れさまでした!
はじめての方の場合、
丁番とマグネットキャッチの取り付けに
苦労されることと思いますが、
扉付けができるとDIYの幅がぐーんと広がります。
丁番とマグネットキャッチの取り付けに
0番と1番のプラスドライバーが必要です。
ふつう使うのは2番というものです。
この機会にドライバーセットを揃えてみてもいいですね。
作業時間:扉なしの場合3時間
:扉付けのある場合、4時間位みましょう。
ファルカタ材を、ホームセンターでカットしてもらってもいいですね。