夏の寄せ植え、ニチニチソウをメインに秋まで咲かせましょ!
暑さに強く手間もなく、その上安い
ニチニチソウに秋まで咲く花苗を合わせて
豪華な寄せ植えを作りましょう!
写真付きで、材料からわかりやすく
解説していますので安心です。
暑さに負けない夏の寄せ植えの作り方・2選
- その1 ニチニチソウ、ブルーサルビア、カラーリーフの寄せ植え
- その2 ペチュニア、バーベナ、カラーリーフ2種の寄せ植え
- その3 おまけ・別の寄せ植えからのドミノ移植の方法
🌸手間のない花苗を選びましょう!
暑い夏の花苗は何といっても、
暑さに強くなくては始まりません。
しかし、炎天下での作業なんて、
まっぴらごめんですよね。
そこで、その1では、
花がら摘み、摘心なしの植物を厳選しました。
お気楽にガーデニングを満喫しましょう!
🍃カラーリーフを入れると豪華な寄せ植えに!
今注目のカラーリーフの寄せ植え。
コリウスやサントリーの「テラスライム」を使います。
コリウスは、安いものなら、
98円から買えちゃうお助けアイテムです。
「テラスライム」はヒルガオ科の改良品種で
グリーンカーテンに使うほどの
優れた遮光能力を秘めた苗です。
1苗350~400円位です。
では、早速、作りましょう!
🌸その1 ニチニチソウ、ブルーサルビア、
カラーリーフの寄せ植え
☆材料
- ニチニチソウ ピンク、オレンジ、白(八重咲) 3種 3苗
- ブルーサルビア 2苗
- テラスライム 1苗
- 直径30cmのボウル
- 培養土 6~7リットル
- 腐葉土 培養土の2割
- 赤玉土(小粒) 培養土の1割
- 緩効性肥料 大さじ1~2程度
- 鉢底石 鉢の水抜き穴が隠れる程度
☆作り方
- 培養土、腐葉土、緩効性肥料、赤玉土を混ぜておきます。
ニチニチソウ、ブルーサルビアは
過湿を嫌いますので用土は水はけよくします。赤玉土を混ぜるのもそのためですよ。
- もちろん、鉢底石を敷きます。
- 1の土を鉢の半分ほど入れ、植物を仮置きします。
-
背の高いブルーサルビアを中央に、周りに
ニチニチソウ3株、テラスライムは
少し縁(ふち)に傾けて植えます。今回の苗は根鉢は崩さずに植えましょう。
-
夏の鉢植えに殺虫剤は欠かせません。
オルトランを忘れずにまきましょう。 -
出来上がりです!底から水が出るまでたっぷりあげましょう。
その後は、過湿の嫌いな苗たちなので
表面が乾いていたらあげるようにしましょう。
☆注意事項
花がら摘みのない苗ですが、
自然に取れた花が株もとに溜まります。
カビの原因となりますので、
時々きれいにしてあげましょう。
枝が伸びすぎたら、切り戻して整えましょう。
下の写真は
植え付けから2か月後の様子です。
ひとつの苗だけが
大きくなり過ぎないよう
切り戻しています。
🌸その2 ペチュニア、バーベナ、カラーリーフの寄せ植え
☆材料
- ペチュニア 白 1苗
- バーベナ 白・紫 2種 2苗
- コリウス 2種 2苗
- 直径26cmのボウル
- 培養土、腐葉土、緩効性肥料 合わせて4~5リットル
- 鉢底石
☆作り方
- その1と ほぼ一緒ですが、過湿にも耐えますので
用土に赤玉土を入れなくても大丈夫です。 - コリウスは根をくずさずに植え付けます。
育ち過ぎて根がぐるぐる巻きになっていたら
三分の一ほどくずしてもいいでしょう。 - 中央にコリウス2種、左右にバーベナ、
ペチュニアは前方に垂れるように配置します。
忘れずにオルトランをまきましょう。夏の暑さに負けないおしゃれなアレンジです。
オルトランの上にウッドチップを
敷いてもいいですね。
その2の寄せ植えは
10分で出来てしまいました。
なぜでしょう?
その理由は
その3のおまけをご覧ください。
🌸その3 おまけ・別の寄せ植えからのドミノ移植の方法
「春の寄せ植え」の6月下旬の様子です。
キンギョソウと
オステオスペルマムの花が咲きません。
暑さに弱いからですね。
けれど、一緒に植えてある
ペチュニア、バーベナは元気そのもの。
そこで、キンギョソウ、
オステオスペルマムを
秋冬の寄せ植えの
パンジーのあった所に移し、
空いたところにコリウス2種を
植えることにしました。
写真を見ながら手順を追って行けば
それほど難しくありません。
せっかく作った寄せ植えを
手直しして長く楽しみましょう!
☆必要な道具
- 植え替え用スコップ
- 土ふるい
- バケツ、洗面器など
- 写真は「秋冬の寄せ植え」です。
枯れたパンジーの根が白く盛り上がっています。
移植ゴテで掘ると枯れた根が出てきます。 - 土ふるいで、古い根を取り除き土に
腐葉土、肥料など混ぜてまた使います。 - 春の寄せ植えのマルチングの
ウッドチップを取ります。
キンギョソウ、オステオスペルマムを
堀り上げます。 - パンジーのあった所に植えます。
キンギョソウは、ストレスに弱いので
花があったら、切り戻して
葉だけにしましょう。 - 日差しの苦手な苗たちの
寄せ植えになりましたね。
東側の半日陰に置いてあげましょう。
秋には、また、咲いてくれますよ。 - 春の寄せ植えの空いたところに
コリウス2種を植えます。 - この出来上がりが
その2の寄せ植えになります。
コリウスを置いただけなので
10分でできたというわけです。ドミノ移植が、無事に終わりましたね。
お水をたっぷりあげて
オルトランをまきます。根が傷んでいるので
養生(ようじょう)させます。
養生とは、半日陰で2~3日
苗を休ませることです。
🌸あとがき
花苗を寄せ植えするとき
同じような性質の物同士を合わせたいですが
春から夏にかけて気温の変動が大きくて
難しいことも多いですね。
そうしたとき、このように
寄せ植えの仕立て直しをしてあげると
また、別の寄せ植えのように楽しめます。
その2の春の寄せ植えは黄色の花がメインでした。
植え替える時、マリーゴールドなどの
黄色の花を選びがちですが生育期に
寄せ植えが花だらけになって暑苦しい印象に・・・
うまくグリーンを取り入れて
メリハリをつけるのがいいですね。
寄せ植えの苗の掘り上げは他の苗の根を
傷つけるリスクも持っています。
なるべく梅雨の時期に行いましょう。
梅雨明けしてしまうと
日差しの強さで
苗が回復する前に
枯れてしまうかもしれません。
カラーリーフは生育が旺盛(おうせい)です。
まめに切り戻して形を整えましょう。
切った枝は差し芽で
(特に梅雨期間は)よくつきます。
差し芽用の土などを利用して
カラーリーフだけの寄せ植えを作れますよ。
🌸まとめ
- はじめて、夏の寄せ植えを作る人は
その1を参考に作ってみてください。苗を 赤いベゴニアと紫がかったコリウスに
変えてもおしゃれです。 - 春に寄せ植えを作った人は
その3を参考に仕立て直しに挑戦してみてね。 - カラーリーフをうまく使って
ワンランク上の寄せ植えにしましょう。
🌸今回の作業時間
今回その1の寄せ植えの他に
ドミノ移植の寄せ植え2個も
まとめて作ったので
2時間以上かかってしまいました。
3個はさすがに疲れました。(;^_^A
真夏の作業は重労働ですので
朝方や、夕方に作業しましょう。
熱中症にお気を付けください。
🌸その後の寄せ植えたち
秋に咲く予定の
オステオスペルマムの花と
キンギョソウが
8月にすでに復活!
今年は8月に長雨が続き
気温も上がらなかったので
秋だと勘違いしたみたい・・
さらに夏の寄せ植えの
テラスライムは
差し芽でどんどん増えて
すごいことになっています。
詳しいいきさつは
「テラスライム」の育て方!
をご覧ください。