春のおしゃれな寄せ植え!花苗選び・育て方・写真付きで解説!

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ペチュニア、バーベナ、
キンギョソウ、オステオスペルマムなど
春の寄せ植えに適した花苗や、管理の仕方を

初心者さん向けにわかりやすく
写真付きで解説しています。

おしゃれで手入れの簡単な 
  春の寄せ植えの作り方!

今回、製作するのは「春」限定の寄せ植えです。

真夏の暑さに弱いものもはいっていますので
注意点など説明しながら、楽しく作業しましょう。

3月下旬、春の寄せ植えの完成

3月下旬、春の寄せ植えの完成

こちら、完成図です。

春らしく、黄色をメーンカラーに差し色に紫をいれ、
中間色の白でまとめました。

この黄色をそっくり ピンクに置き換えて、
差し色を青にして作成していただいても
春らしく仕上がると思います。

バーベナは青がないので、忘れな草や、
ロベリア、ネモフィラなどの
青系の花が 合わせやすいでしょう。

🌸では、材料と道具です。🌸

  • 30~35cmボウル    1個
  • プランター用培養土   3~4リットル
  • 腐葉土         カップ1~2
  • 緩効性肥料       大さじ1
  • 鉢底石         カップ3
  • シャベル・土入れ・手袋
  • マルチング用
      オルトラン粒剤、腐葉土、小粒バークチップ
    オルトラン粒剤

    オルトラン粒剤

  • 花苗
      オステオスペルマム(黄色)、バーベナ(白・紫)
      キンギョソウ(白・黄色)、ペチュニア(白)
  • オブジェ
      ウォーターキーパー(おうちの形)、ピック、うさぎの置物
    オブジェを飾りましょう。春なのでウサギや小鳥なんていいですね。

    オブジェを飾りましょう。春なのでウサギや小鳥なんていいですね。

🌸花苗の説明🌸

  1. 今回の寄せ植えのメーンとなる花苗は、オステオスペルマムです。
    他の花苗が100円前後に比べ、2~3倍のお値段ですが、

    冬は室内に取り込み、夏は日陰に移しと、
    上手に管理するとずっと咲き続けてくれる優等生です。

    要するにキク科なんですが、品種改良により
    開花期が長いんですよ。

    花色も、ピンク・紫・白、
    そして交雑で黄色・オレンジもできました。
    お好きな色を選んでくださいね。

    オステオスペルマム キク科 多年草

    オステオスペルマム キク科 多年草

  2. 高さのある花苗が入ると、寄せ植えが締まりますね。
    キンギョソウを2苗入れてみました。
    花びらが金魚みたいでかわいいですね。

    ただ、この子、夏の暑さに弱いんですよ。
    梅雨明けに枯れてしまうことが多いのですが、
    15cm位思い切って切り戻して
    真夏はオステオスペルマムと一緒に
    日陰で管理しましょう。

    夏越しして、秋にまた咲いてくれるかもしれません。
    1年草なのでさすがに、冬越しは難しいでしょう。

    キンギョソウ 1年草 金魚のような花びら

    キンギョソウ 1年草 金魚のような花びら

  3. 小花が入るとバランスがいいですね。バーベナも2色入れてみました。
    今回紫が、黄色の反対色ということで、差し色になります。

    差し色は多すぎるとアクセントになりませんので
    1株くらいでいいでしょう。

    ボウルからこぼれるように咲いて寄せ植えを
    おしゃれにしてくれます。

    夏の暑さにもソコソコ強く、
    11月まで咲きますので夏の寄せ植えに再利用できますよ。

    バーベナ 1年草 春から秋まで長く咲く

    バーベナ 1年草 春から秋まで長く咲く

  4. 最後はご存知ペチュニアです。
    こちらも夏の暑さに強いので
    5月から10月まで咲き続けてくれます。
    この寄せ植えでは前方に配置し、
    中央にこぼれ咲くようにしてみました。

    ペチュニア属は、葉や茎がべとついていますが
    防虫のため、自然にこうした機能が備わっています。
    病気ではありませんので安心してね。

    20cm位伸びたらツルの先を切る(摘芯)と、
    脇芽が出て大きく育ちます。

    また、根元の葉や花がなくなってしまうので、
    夏前に二分の一ほど切り戻しをして、
    整えましょう。バーベナも同じです。

    ペチュニア 白 1年草 暑さに強く、秋まで咲く

    ペチュニア 白 1年草 暑さに強く、秋まで咲く

🌸では、作り方です。🌸

 

  1.  洗面器などに、培養土・腐葉土・緩効性肥料をいれ、まぜておきます。

     注意:去年、寄せ植えをした鉢にそのまま植えるのはやめましょう。
        特にナス科のペチュニア属は、同じ土では連作障害を起こします。

  2.  

  3.  広口ボウルの水抜き穴が隠れるまで鉢底石をいれます。

    ボウルの水抜き穴が隠れるくらい鉢底石を入れます。

    ボウルの水抜き穴が隠れるくらい鉢底石を入れます。

  4.  1の培養土の半分を、2のボウルにいれます。
  5.  

  6.  花苗を一度仮置きします。
     後ろに、キンギョソウ、中央にオステオスペルマム、
     その左右にバーベナ最後前方にペチュニアですが、
     お買い求めの花苗の具合で替えてもいいですよ。

    春の寄せ植え、苗を仮置きします。

    春の寄せ植え、苗を仮置きします。

  7.  

  8.  根鉢を三分の一ほどくずして植え付けます。
    根が張っているときくずして植え付けます。

    根が張っているときくずして植え付けます。

  9.  

  10.  バーベナとペチュニアは
     ボウルの縁に沿うように少し傾けて植えます。
     株と株の間に隙間ができないよう、土をしっかり入れましょう。

    バーベナ、ペチュニアは鉢の縁に沿わせて植え付けます。

    バーベナ、ペチュニアは鉢の縁に沿わせて植え付けます。

  11.  

  12.  ボウルの線よりやや下まで土をいれたら
     オルトラン粒剤をまきます。これは、殺虫剤です。

     秋冬では、害虫の発生がそれほどでもないのですが
     春夏はそうはいきません。
     匂いがしますが、マルチングで防げます。

    オルトラン(殺虫剤)をまきます。

    オルトラン(殺虫剤)をまきます。

  13.  

  14.  続いてマルチングします。

     畑などで雑草防止に黒いビニールをかけますが、
     これをマルチといいます。ビニールのことではなく
     小枝や枯れた松葉など、土の表土を覆うものを指すのですよ。

     今回は腐葉土と小粒バークチップを使います。
     雑草防止だけでなく保温や保湿などの効果もあります。
     また、自然に帰るエコな素材です。

  15.  

  16.  オルトランをまいた上に腐葉土を1cmほど敷き、
     さらにバークチップを所々に敷きます。

     腐葉土だけでもいいのですが、春先風の強い日に
     乾燥した腐葉土が飛び散ることがあるので、
     バークを置いてみました。
     見た目もおしゃれですね。

    オルトランの上に腐葉土、バークチップを敷きます。マルチングといいます。

    オルトランの上に腐葉土、バークチップを敷きます。マルチングといいます。

  17.  

  18.  オブジェを飾り、水を底から流れ出るくらいたっぷりあげましょう。

🌸管理の仕方🌸

置き場所は、3月~5月まで日当たりと風通しの良い場所で
ワイヤースタンドに乗せて、育成しましょう。
雨の当たらない軒下がいいでしょう。

6月の梅雨以降は、
オステオスペルマム、キンギョソウは日陰で管理します。
株が大きく育っているので切り戻しや植え替えを
検討してもいいでしょう。
植え替えの仕方は
夏の寄せ植え」をご覧ください。

咲き終わった花はマメに摘みます。
バーベナは花茎ごと取りましょう。
オルトランはかたつむりにも効果的です。
梅雨の前に追加しましょう。

🌸水やり・肥料の与え方🌸

春のうちは、表土が乾いたらたっぷりあげましょう。
マルチングしているので乾燥しにくいです。
キンギョソウは多湿が苦手なので
乾かし気味にしましょう。

真夏は朝晩1日2回与えてもよいでしょう。
液体肥料を週に1度あげましょう。
花びらに水がかからないように根元にあげましょう。

⏰作業時間:1時間弱  
 慣れてないとマルチングで時間がかかりそうですね。

🍁寄せ植えのその後🍁

今年の4月は、30度を超える日と、
寒さの戻る日が交互にありました。

そのせいか、梅雨まで持つキンギョソウが
1株枯れるアクシデントが!

残った黄色のキンギョソウを20cmほど
切り戻しをし、花を全部落としました。

4月下旬キンギョソウが枯れて、ペチュニアが鉢の半分を占拠!

4月下旬キンギョソウが枯れて、ペチュニアが鉢の半分を占拠!

暑さに強いペチュニアが
オステオスペルマムを覆ってしまい
花が咲かないトラブルも!

早めにペチュニア・バーベナを切り戻して
日当たりを確保しました。
切る時は花芽のある上を切りましょう。

5月上旬オステオスペルマムの花が復活しました!

5月上旬オステオスペルマムの花が復活しました!

切り戻したキンギョソウも
濃い緑の葉っぱと鮮やかな黄色の花になって復活!

5月下旬 キンギョソウが咲きました。ああよかった。

5月下旬 キンギョソウが咲きました。ああよかった。

最近は、天候不順で
予想も付かないことが起こります。
皆さんもお気を付けくださいね。

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