春のおしゃれな寄せ植え!花苗選び・育て方・写真付きで解説!
ペチュニア、バーベナ、
キンギョソウ、オステオスペルマムなど
春の寄せ植えに適した花苗や、管理の仕方を
初心者さん向けにわかりやすく
写真付きで解説しています。
おしゃれで手入れの簡単な
春の寄せ植えの作り方!
今回、製作するのは「春」限定の寄せ植えです。
真夏の暑さに弱いものもはいっていますので
注意点など説明しながら、楽しく作業しましょう。
こちら、完成図です。
春らしく、黄色をメーンカラーに差し色に紫をいれ、
中間色の白でまとめました。
この黄色をそっくり ピンクに置き換えて、
差し色を青にして作成していただいても
春らしく仕上がると思います。
バーベナは青がないので、忘れな草や、
ロベリア、ネモフィラなどの
青系の花が 合わせやすいでしょう。
🌸では、材料と道具です。🌸
- 30~35cmボウル 1個
- プランター用培養土 3~4リットル
- 腐葉土 カップ1~2
- 緩効性肥料 大さじ1
- 鉢底石 カップ3
- シャベル・土入れ・手袋
- マルチング用
オルトラン粒剤、腐葉土、小粒バークチップ
- 花苗
オステオスペルマム(黄色)、バーベナ(白・紫)
キンギョソウ(白・黄色)、ペチュニア(白) - オブジェ
ウォーターキーパー(おうちの形)、ピック、うさぎの置物
🌸花苗の説明🌸
- 今回の寄せ植えのメーンとなる花苗は、オステオスペルマムです。
他の花苗が100円前後に比べ、2~3倍のお値段ですが、冬は室内に取り込み、夏は日陰に移しと、
上手に管理するとずっと咲き続けてくれる優等生です。要するにキク科なんですが、品種改良により
開花期が長いんですよ。花色も、ピンク・紫・白、
そして交雑で黄色・オレンジもできました。
お好きな色を選んでくださいね。 - 高さのある花苗が入ると、寄せ植えが締まりますね。
キンギョソウを2苗入れてみました。
花びらが金魚みたいでかわいいですね。ただ、この子、夏の暑さに弱いんですよ。
梅雨明けに枯れてしまうことが多いのですが、
15cm位思い切って切り戻して
真夏はオステオスペルマムと一緒に
日陰で管理しましょう。夏越しして、秋にまた咲いてくれるかもしれません。
1年草なのでさすがに、冬越しは難しいでしょう。 - 小花が入るとバランスがいいですね。バーベナも2色入れてみました。
今回紫が、黄色の反対色ということで、差し色になります。差し色は多すぎるとアクセントになりませんので
1株くらいでいいでしょう。ボウルからこぼれるように咲いて寄せ植えを
おしゃれにしてくれます。夏の暑さにもソコソコ強く、
11月まで咲きますので夏の寄せ植えに再利用できますよ。
- 最後はご存知ペチュニアです。
こちらも夏の暑さに強いので
5月から10月まで咲き続けてくれます。
この寄せ植えでは前方に配置し、
中央にこぼれ咲くようにしてみました。ペチュニア属は、葉や茎がべとついていますが
防虫のため、自然にこうした機能が備わっています。
病気ではありませんので安心してね。20cm位伸びたらツルの先を切る(摘芯)と、
脇芽が出て大きく育ちます。また、根元の葉や花がなくなってしまうので、
夏前に二分の一ほど切り戻しをして、
整えましょう。バーベナも同じです。
🌸では、作り方です。🌸
- 洗面器などに、培養土・腐葉土・緩効性肥料をいれ、まぜておきます。
注意:去年、寄せ植えをした鉢にそのまま植えるのはやめましょう。
特にナス科のペチュニア属は、同じ土では連作障害を起こします。 - 広口ボウルの水抜き穴が隠れるまで鉢底石をいれます。
- 1の培養土の半分を、2のボウルにいれます。
- 花苗を一度仮置きします。
後ろに、キンギョソウ、中央にオステオスペルマム、
その左右にバーベナ最後前方にペチュニアですが、
お買い求めの花苗の具合で替えてもいいですよ。 - 根鉢を三分の一ほどくずして植え付けます。
- バーベナとペチュニアは
ボウルの縁に沿うように少し傾けて植えます。
株と株の間に隙間ができないよう、土をしっかり入れましょう。 - ボウルの線よりやや下まで土をいれたら
オルトラン粒剤をまきます。これは、殺虫剤です。秋冬では、害虫の発生がそれほどでもないのですが
春夏はそうはいきません。
匂いがしますが、マルチングで防げます。 - 続いてマルチングします。
畑などで雑草防止に黒いビニールをかけますが、
これをマルチといいます。ビニールのことではなく
小枝や枯れた松葉など、土の表土を覆うものを指すのですよ。今回は腐葉土と小粒バークチップを使います。
雑草防止だけでなく保温や保湿などの効果もあります。
また、自然に帰るエコな素材です。 - オルトランをまいた上に腐葉土を1cmほど敷き、
さらにバークチップを所々に敷きます。腐葉土だけでもいいのですが、春先風の強い日に
乾燥した腐葉土が飛び散ることがあるので、
バークを置いてみました。
見た目もおしゃれですね。 - オブジェを飾り、水を底から流れ出るくらいたっぷりあげましょう。
🌸管理の仕方🌸
置き場所は、3月~5月まで日当たりと風通しの良い場所で
ワイヤースタンドに乗せて、育成しましょう。
雨の当たらない軒下がいいでしょう。
6月の梅雨以降は、
オステオスペルマム、キンギョソウは日陰で管理します。
株が大きく育っているので切り戻しや植え替えを
検討してもいいでしょう。
植え替えの仕方は
「夏の寄せ植え」をご覧ください。
咲き終わった花はマメに摘みます。
バーベナは花茎ごと取りましょう。
オルトランはかたつむりにも効果的です。
梅雨の前に追加しましょう。
🌸水やり・肥料の与え方🌸
春のうちは、表土が乾いたらたっぷりあげましょう。
マルチングしているので乾燥しにくいです。
キンギョソウは多湿が苦手なので
乾かし気味にしましょう。
真夏は朝晩1日2回与えてもよいでしょう。
液体肥料を週に1度あげましょう。
花びらに水がかからないように根元にあげましょう。
⏰作業時間:1時間弱
慣れてないとマルチングで時間がかかりそうですね。
🍁寄せ植えのその後🍁
今年の4月は、30度を超える日と、
寒さの戻る日が交互にありました。
そのせいか、梅雨まで持つキンギョソウが
1株枯れるアクシデントが!
残った黄色のキンギョソウを20cmほど
切り戻しをし、花を全部落としました。
暑さに強いペチュニアが
オステオスペルマムを覆ってしまい
花が咲かないトラブルも!
早めにペチュニア・バーベナを切り戻して
日当たりを確保しました。
切る時は花芽のある上を切りましょう。
切り戻したキンギョソウも
濃い緑の葉っぱと鮮やかな黄色の花になって復活!
最近は、天候不順で
予想も付かないことが起こります。
皆さんもお気を付けくださいね。