「テラスライム」の育て方!素敵なツル性植物の世界
夏の日差しを和らげてくれる
グリーンカーテンに最適の
ツル性植物のアレンジ方法です。
グリーンカーテンといえば
ロープやネットですが
取付も大変な上、台風も心配ですね。
支柱やラティスフェンスで気軽に
グリーンカーテンを楽しむことができます。
今回は
サントリーの「テラスライム」を例に
植え付け、挿し芽、支柱への誘引
管理方法をわかりやすく解説します。
ラティスや支柱で「テラスライム」を立体的に飾ろう!
ツル性植物にピッタリの
ラティスフェンス付きのプランターカバーの
作り方を別記事で紹介しています。
興味のある方は
「プランターカバーをDIY!フェンスを付けて便利でお洒落!」
も合わせてご覧ください。
もちろん、普通のプランターに
支柱でもかっこよく育ちますので
ご安心下さいね。
「テラスライム」とは?
📚ヒルガオ科イポメア属
1株 350~400円前後
サントリーの真夏用の苗
「テラスシリーズ」のひとつで
明るいライムグリーンの柔らかい葉が特徴
花は咲かず、葉の美しさを楽しむ
生育は旺盛で肥料は多めに必要
葉がしおれても水を与え養生すれば復活する
葉は光の反射率が高く温度を低くする効果あり
グリーンカーテン、屋上緑化など
これからの真夏の高温化対策として
もう少し注目されても良い植物
残念ながら1年草で、生育期は5月~10月
暑さには強いが寒さには弱い
虫がつくので殺虫剤は必須
この辺がネックで
人気 今ひとつなんでしょうか?
とっても葉の色が美しい
強くて素敵な植物なんですよ。
🍂もくじ
1 植え付け方法
2 挿し芽の方法
3 最適な設置場所
4 ツルを上方向に誘引しよう
5 水やり、肥料、管理方法
1 植え付け方法
☆材料☆
30cmプランター 1個分
・培養土4~5リットル
・腐葉土 カップ1~2杯
・緩効性肥料 大さじ1~2
・鉢底石 カップ2~3杯
・支柱 50cm 2本
ラティスを使用しない時は
初めから2mの支柱2本で作りましょう。
・好みのツル性植物
サントリー「テラスライム」1~2株
- なるべく新しい土を使う
- プランターの底に鉢底石を入れる
- 培養土、腐葉土、肥料を混ぜておく
- プランターの半分に土を入れ苗を置く
- 残りの土を入れ、水をたっぷりあげる
ツル性植物は挿し芽が良くつくので
1株だけ購入して、挿し芽で増やしましょう。
2 挿し芽の方法
☆材料☆
・挿し芽、挿し木の土 適量
・ツル性植物の先端15cm切ったもの
- 挿し芽の時、肥料等は不要
- 鉢に高さ20cmくらい土を入れ
水を入れて湿らせ棒で穴を開けておく
- 切り戻した枝を水を張った器に30分置く
- 下部分の葉を取り除き穴に挿す
- 半日陰に置き、毎日水を多めに与える
1週間ほどで根が付く
- 根が付いたら、腐葉土や肥料の入った土に植え替える
3 最適な設置場所
- 半日以上 日の当たる場所
- プランターカバーは木製なので
土ではなくコンクリートや石の上に設置する - 背が高く横風に弱いのでレンガを左右に置くとよい
支柱を設置する場合でも同じ
4 ツルを上方向に誘引しよう
そのままでは下に伸びるだけですよ。
☆材料☆
- 園芸用結束バンド 100均でOK!
- 支柱(50cm位)2本
ラティスを使用しない場合2mの支柱に
50cmの棒をはしごのように結束バンドで留める
アサガオ用の行燈型支柱でもOK!
- ツルが20cm以上になったら
支柱を立ててツルを誘引する
- 結束バンドはギザを内側にして使用する
- 枝を傷つけないように八の字に結束する
🍃もしも、ラティスよりも苗が大きくなったら?
その時は、2mの支柱をラティスの前に立て
誘引してあげましょう。100均にあるよ。
ツルもの用の表面がボコボコした支柱が
良く絡んで使い勝手がいいですね。
それ以上に大きくなる時は
切り戻してコンパクトに管理しましょう。
5 水やり、肥料、管理方法
- 暑い時期は朝夕2回たっぷり水やりする
- 葉水はしなくてよい
- 虫が付きやすいので植え付け時に
オルトランを必ず撒く - 羽虫が来るので殺虫スプレーも効果的
- 液体肥料を週一で与える
- 切り戻しは不要だが草姿が乱れたら
コンパクトに剪定してよい - 「テラスライム」は1年草
根に芋ができても食べないように
🍂あとがき
面白いように挿し芽が付くので
ジャンジャン挿し芽してたら
庭中「テラスライム」だらけに・・!
シソ科のコリウスも面白いように付きます。
ツルを絡ませるのはネットがいいけど
きゅうりネットをベランダに付けると
布団干しの時に困るなーと思って
ラティスがプランターに付いてれば
移動出来て便利!と思ったのが始まり・・
別にラティスをDIYしなくても
2m支柱に50cmの短い棒を交差させて
結束バンドで留めて簡単に作ってもOK!
もっと長い期間 ツル性植物を
楽しみたい方は、アイビー(ヘデラ)でもいいですね。
アイビーは氷点下でも耐えますので
長持ちし過ぎてうっとうしい位ですよ。
観葉植物のポトスでもいいですが
こちらは寒さにめっちゃ弱いので
冬は室内に取り込む必要があります。
万能な植物はないということでしょうか。
ま、だから
ガーデニングが楽しいんですよね。
テラスライムとニチニチソウの
「夏の寄せ植え」も公開中です。
参考にしてね!