サントリー「ミルフル」を使ったワンランク上の寄せ植え
サントリーの秋冬の花苗「ミルフル」
スミレの改良品種ですが、
ただのビオラではありません。
美しいフリルの寄った花びら、
その花びらを彩るアンニュイな色合い
言葉では言い表せないその魅力は
見る人を虜(とりこ)にしてしまいます。
いつものパンジー・ビオラに飽きてしまったアナタ
今年の秋冬の寄せ植えの主役を
「ミルフル」にしてみませんか?
今回は深めの65cmプランターに
チューリップの球根とアリッサムと共に
寄せ植えします。
「ミルフル」で、素敵な寄せ植えを作ろう!
☆も く じ☆
1 花苗の説明
2 材料、資材の説明
3 植え付け方法
4 管理の仕方
5 チューリップが咲き終わったら
🌸花苗の説明
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ミルフル 同じ色2苗
ご存知サントリーの秋冬の花苗
スミレ科スミレ属 売価300~350円前後
色合いは紫、ピンク、黄色のバリエーションで
同じ苗の中でも濃淡があり、変化が楽しめる
欲しい色が近くのお店にない時は
オンラインでも買える
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アリッサム 1苗
寄せ植えを引き立てる繊細な小花
色は白と紫、今回は白、紫、黄色の混色
売価は普通の苗は100円前後、
写真のメガビッグは198円
「ミルフル」と色目を合わせて選ぼう
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チューリップの球根 3個
バラで販売している1個50~80円前後
今回の寄せ植えでは
薄紫の「ミルフル」に紫のユリ咲き球根
薄桃の「ミルフル」に白に桃の縁取り球根
という感じで組み合わせている
🍃材料、資材の説明
下記の材料は、プランター1個分です。
肥料入りのパンジーの土18リットルでも代用可。
- プランター 幅65cm深さ28cm 1個
- 培養土 12リットル
- 腐葉土 3リットル
- 緩効性肥料 大さじ3~4杯
- 赤玉土(大粒) 3リットル
- オルトラン(殺虫剤) 小さじ2杯
🌸植え付け方法
- 配置図を参考に植え付ける
- プランターに大粒赤玉土を5cm入れる
球根の根を守るため鉢底石の代わりに使用
- 培養土、腐葉土、肥料を混ぜ合わせ
プランターの半分の高さに入れる
- 配置図を参考に球根3個を置く
球根が隠れるまで土を入れる
- 配置図を参考に苗3株を置く
球根の真上に苗を置かないようにする
- 残りの土をかけてオルトランを撒く
水を鉢底穴から出る位、たっぷりあげる
🌸霜の降りる地方の方へ
11月中旬以降でいいのですが
腐葉土で土の表面をマルチングして
寒さ対策をしてあげるといいですね。
やり方はカンタンです。
- 苗の株元にオルトランをまく。
- 腐葉土を土の表面や苗の株元に敷き詰める。
寒さで枝が下向きになっているので
土が減っているときは、新しい培養土を
根元に足して、盛り上がるように(土寄せ)
してから、マルチングするといいでしょう。
🌷管理の仕方
⛅10月~12月初旬
午前中に1回水やりする(週1回液体肥料)
半日以上日の当たる場所
雨に当てても良い
摘心、切り戻しは不要
花がら摘みは必須(茎から摘む)
☃12月~2月
土の表面を触って湿っていれば
水やりしなくてよい
液体肥料は月に2度ほどでよい
霜に当ててよい
⛅3月~5月中旬
急に暑くなる日には
1日に2回水やりする
成長期になるので週1で液体肥料
花がら摘みをまめに行う
4月中旬以降はオルトランを使用
1年草なので、夏越しはしない
🌷チューリップが咲き終わったら
チューリップの花期は4月上旬ですが
ミルフルは5月下旬まで持ちます。
枯れたチューリップの葉が寄せ植えに
残っていると見苦しいですね。
以前は球根を太らせるために
枯れた葉を残しましたが最近は
チューリップは1年草と割り切って
見頃の終わった葉と茎は根元から
切り落としてしまっていいようです。
というのも、八重咲きやフリンジ咲きなどの
変わり球根は同じものが翌年咲かないのです。
以前ピンクの変わり咲きチューリップ10球を
掘り上げて植え直した結果咲いたのは
わずか3球で、色も白のカップ咲きでした。
先祖返りしてしまうのですね。
🌸あとがき
チューリップとパンジーの寄せ植えを
毎年作っていて
新学期を迎えた子供と一緒に写真を
撮ることが慣例になっていました。
子供が大きくなるにつれ
いつしかチューリップを植えるのを
やめてしまっていましたが
「ミルフル」と共にまた育てることにしました。
遅くとも11月中旬までには
植え付けて株を大きくしておくと
冬の間きれいな花が楽しめます。
春になるとだんだん
チューリップが咲きあがってきて
3月下旬から4月にかけて
このようにキレイに咲いてくれますよ。
寄せ植えに慣れていない方は
「秋冬の寄せ植え、初心者さんにおすすめの花苗」
も公開中です。参考にしてね。
お客様をお迎えする年末年始の玄関に
素敵な寄せ植えでおもてなしをしましょう!